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こんにちは
今回でこのシリーズもラストです。読んでもらえた方、ありがとうございます。
FX投資で今まで負け続けだった人に少しでも役に立てるよう、実践しているシンプルな手法をお伝えしてきました。
今回は、具体的にどのように判断を行いながらトレードを行っていけばよいかを伝えたいと思います。
この手法は、毎月大きく勝つものではなく、ある程度ほったらかしにしながら負担の少ない相場観察で出来るようになっています。
それでは始めます。
どんな時にエントリーしたらよいか
エントリーはいつでも良いのですが、なるべく良いレートのときにエントリーしたいですよね。
じゃあ良いレートって何でしょう?
それは、なるべく安く買うorなるべく高く売るですよね。
それっていつなの?って話ですよね。
ではここでクエッション!問題です。
理由は分からなくても正解できそうですが、下図で適切な買い所はどこでしょう?
(1):赤線
(2):青線
(3):緑線
正解は青線ですね。
赤線は早すぎます。緑線は遅すぎる。
ポイントはAとBのラインです。
これは直近の高値と安値ですよね。
黒い線は上昇トレンドということは分かりますか?
上昇トレンドということは、みんなが買うことによって全体の相場が上がっているという状況です。
AからBで一旦下がっていますが、これは十分に利益が出たと考えた人たちが決済した状態と下降トレンドへ転換させようと考える人たちが売った状況です。
…ここまで分かりますか?
では次の上昇は何でしょう?
値段が手ごろになったので買おうとした人と、上昇トレンドを継続させようとした人達の買い注文による上昇です。
Aを超えたところで上昇トレンドは継続です。
Aまでに買った人がもっと利益を上げるためにAを超えさせたのです。
そこで満足した人が決済を行って赤青緑の状況になったわけですね。
さぁここからこの問題の正解ですが、
じゃあ同じように上昇トレンドを継続させたいとして、いつなら購買行動に出てもらえるでしょうか。
買うとは、
- 上昇トレンドを継続させたい人
- 下降トレンドをあきらめた人
- 一旦売りを入れていた人の決済
の3種類の人がいます。
その人達がいちばん多いのは…。青ですね。
上昇トレンドを継続させたい人は、どこからでも買う可能性があります。
下降トレンドをあきらめた人は、なるべく自分の損が小さくなるようにします。また、売りを入れていた人の決済も同じですね。
であるならば青線です。
緑線は、上昇トレンドをあきらめた人が持っていた買いのポジションを決済、つまり売りを入れる可能性があります。
したがって、下降トレンドになってしまう可能性があります。
エントリーポイントとしては、なるべくBに近いように青線のうちに買うべきです。
微妙で判断がつきにくい時は
微妙で判断がつきにくいときは、投資を休んで下さい。
無理やりトレードすることも無く、リスクを減らすことができます。
「休むも相場」という言葉もあります。
リスクを減らしていきましょう。
具体的な例
まずはこちら
短期・長期とも下方向へパーフェクトオーダーですので売りを入れるのが良さそうです。
ポイントは、下の短期足が長い実体をつくって直近の安値を下回ったということですね。これで下降トレンドの継続が確定しました。できればもう一回上がったところで売りたいですね。
我慢がどうしても出来ない人は、ロットを十分に小さくして売りを入れて下さい。しばらく含み損が続くと思いますが、そこは頑張って耐えて下さい。
次です。
こんな時はどうでしょうか。
パーフェクトオーダーは成立。ただし下の短期足のパーフェクトオーダーは微妙です。
もう少しでパーフェクトオーダーが崩れてしまいそうになっています。
短期足の直前の大きな赤いロウソク足は、上ヒゲをつけていますのでなんとなく下がりそうな気配もありますが、それはただの思い込みです。それか期待です。
相場は次の瞬間にどうなるか分かりませんので、期待や思い込みは禁物です。予測をするのは良いですが、あくまで相場に合わせて考えを柔軟に変えながらトレードを行いましょう。
今回の場合、下の短期足の緑線が下向きになるまで待った方が良さそうです。
このまま売りを入れてしまうと、そのまま上に突き抜けた場合は相場が戻ってこなくなる可能性があります。
もちろん可能性です。確定ではありません。不要なリスクは取り除きましょう。
これでしばらく待って、緑線が下向きになったら売りを入れましょう。
大切だから言いますと、山谷の頂点をつかむことは実質不可能だと思っていて下さい。
たまーーーーにマグレでつかめることがありますが、ただのギャンブルになりますから危険です。そのうち大きな痛手を受けます。はい、これ経験談です(笑)
最後です。
次の場合はどうしましょう。
なんだか下の短期足がぐちゃぐちゃしていますね。
これ、安心して売りを入れられますか?
無理ですよね。これはキレイな相場になるまで放置を決めましょう。
ただし、売りを入れてはいけないか…といえば話は違います。
短期足の左の方を見てください。大きな赤い足がありますよね。これが上昇トレンドへの転換を狙った買いです。
一気に買いを入れて相場をひっくり返そうとしました。でもその足の起点を相場が下回ったおかげで、この上昇転換の攻撃は失敗に終わりました。
全体的にあまり下方向への勢いがなさそうに見えますが、今後また勢いづく可能性は大いにあります。
小さなロットなら入れても良いです。
いずれにしろ、最初は小さなロットからスタートしましょう。
ちなみに僕はどうするか…。
少し待って、売りを入れます。
なぜか。
日足のRCIインジケータがダイバージェンスを起こしているからです。
それについては今度じっくりやりますね。
意外と使えますが、妄信すると大失敗しますから敢えて今回は説明しません。
あくまで参考程度ですしね。
まとめ
今回は、シンプル手法の実際のエントリー箇所について解説しました。
正直3パターンしか出せていないので、まだまだまだまだ足りません。
今後ももっと沢山紹介していきますから、待っていてくださいね。
さて、トレードで大事なことを列挙しておきます。
- 無理なトレードをしない
- 分からないものは分からない
- 方向が分かったらエントリー
脱負け組を目指して頑張りましょうね。
注意:今回紹介する手法は、実際に勝てる手法ですがそれを保証するものではないので、負けても自己責任でお願いします。
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