その1はこちら
今回の目次!
ここからが本番
家についた当初は落ち着いていた。
時間も時間(21:30)だし、さっそく就寝準備を始める事にした。
お風呂もナシ、さっさとパジャマに着替えさせた。
そのスピードたるや、セーラームーンの変身のごとく。
そして僕はタキシード仮面様のようにその様子を見守った。
今日は居間で寝る事にした。
シングルのふとんを2枚並べて、毛布2枚とフリースのブランケット数枚を装備。
いつ吐いてもいいように、防水のマットを敷く。
そして床暖房。完璧。完璧すぎるよ。
その完璧さたるや、星野源のよう。
知ってる?星野源って、俳優やってラジオやって、小説も書いてるんだぜ?
歌も踊りも出来て文才もあってガッキーとハグの日を作って…あぁあああ!!!
取り乱しました。
話を戻すと、22時ごろにはもう就寝しました。
そこからがヤベェ夜が始まってしまったのでした。
レッツパーリィ!!!
1時間もしないうちに下の子が嘔吐。
でも大丈夫!防水シートがあるもんね!!
ってえぇぇぇー!防水シートの無い場所でやっとる!
子供の寝相ってすごいの。
一瞬であらぬ場所まで音もなく移動している。
ブランケットが1枚犠牲になった。
着替えさせて再び就寝。
次は30分後に発射。
再び防水シートの無い場所だ。
ふとんカバーが被弾。
まだだ!まだ終わらんよ!
そしてその30分後にまた被弾。
左舷!弾幕薄いよ!何やってんの!?
毛布が1枚犠牲になった。
その後もどんどんアベシ!して、
結局シングル布団の本体(2枚共)と、毛布1枚のみになった。
驚くことに、防水シートはピッカピカのままであった。。。
ライジングサン
昔のシューティングゲームのラスボスの様な、
「こんなん無理ゲーやん!」
という程の弾数だったのだが、4時半を過ぎたあたりから落ち着いた。
でも、こちらのライフはほとんどゼロ。
E缶さえあれば回復するのに。ライト博士、助けて下さい。
パトラッシュと一緒に寝落ちしたいけど、次の主砲が出たら終わる。
最後の希望(毛布)を子供に使って、親はブランケット1枚ずつだからだ。
突然上の子が「へへっ」て笑ってびくっっっ!!!てなったりしながら、
なんとか耐えた6時すぎた頃。
外がびみょーーーーーに明るいのを感じた。
きた、朝だ!
職場で見かけた修造カレンダーを思い出す。
「昇ってこいよ!君は太陽なんだから!!」
ハッキリ言って意味不明だが、今なら分かる気がする。
昇ってこいよ、君は太陽なんだから。
…うん、やっぱり意味不明だった。ごめん。
頭の中ではもう、
「らーいらーいライジングさーん」ってエグザイルがエンドレスリピート。
欽ちゃん走りみたいなダンスもしっかり脳内再生。
戦いの終わり
7時少し前、子供達が起き始める。
なんだかんだでずっと寝ていてくれた上の子に感謝感激雨嵐。
下の子も起きた。
結局、防水シートは無事だった。
これで、これで、これで長い戦いが終わった。
起きてさえいてくれればまだ楽なんだ。
薬だって飲ませる事が出来るし、調子の良し悪しだって顔見ればわかる。
「はぁ、今日は一日洗濯&クリーニングだな。」
不思議とすがすがしい気分で1日がスタートしたのだった。
この後、本当の地獄が来る事など誰も予想しなかった…
まだつづく
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